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「指しゃぶり」が歯並びやかみ合わせに与える影響とは?

Q. どうして「指しゃぶり」をするの?

おしゃぶりは幼児期前半まで成長段階では必要な行為とい側面もあります。

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乳幼児は、手の指やおもちゃなど、身の回りのも
のをさわったりなめたりしゃぶったりすることで指や口の感
覚を使って自分のからだや身のまわりの物を
認知し、その感触や動きなどを理解していきます。また、幼児期前半は、緊
張や不安などによるストレスを解消する代償行為として指しゃ
ぶりをする子どもも少なくありません。夜眠るときに指しゃぶりやおしゃぶりを

する場合もあります。
言葉や行動によって自分の意志を表現す
る事ができるのが幼児期後半の3歳前後。
語い数が増え、理解力がでてくると、気持ちを
伝える方法を知り、指しゃぶりが必要ではなく
なるので、その行為は自然となくなっていくことが多いようです。た
だ、この時期でも指しゃぶりが続いているよう
ですと、クセとして定着する恐れもあります。

Q. 指しゃぶりが続いているとどんな影響が?

上下の歯に隙間が出来ることも

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3歳を過ぎて指しゃぶりを続けていると
5歳になった時、約半数の子どもに、上
下の歯に隙間ができてかみ合わなくなる
開咬(かいこう)がみられたという調査結
果があります。また上の歯やあごが前方にでてくる

上顎前突になる場合もあります。開咬の状態が続くと、上
下の前歯の隙間に舌を入れるクセ(舌
癖)がみられるようになります。そうなると、
上下のあごの隙間はより目立ちはじめま
す。舌癖のある子どもは、サ行、タ行、ラ
行、ナ行などが舌足らずな発音になった
り、いつも口を開けているクセがつき、口
呼吸になりやすくなります。舌壁が一度ついてしまうと

なかなか自分自身で改善するのは難しく歯並びや発音の

妨げになることが多いようなので、小児歯科や矯正歯科に

相談されるとよいでしょう。

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