クリニックブログ

産まれてくる子どもを守る マイナス1歳からの虫歯予防

ママの虫歯菌が多いほど 子どもへの虫歯感染率が悪化

senmoni_P02-150x150 妊娠に伴いお口の中にはさまざまな変化が起こります。 女性ホルモンが増えて、妊娠性の歯肉炎になりやすくなり、またつわりや嗜好の変化、食事回数の増加などでむし歯や歯周病も進行しやすくなることが多いようです。 また、進行した歯周病は早産や低体重児出産に関係があると報告されています。 医科の妊婦健診が充実しているのに比べ、妊婦歯科健診の実施状況は自治体によってさまざまです。 しかし、妊婦の歯科健診は、胎児の健やかな発育を促すためにも重要なものです。 妊娠安定期に入ったら、早めに歯科健診を受診して必要な処置や治療は妊娠安定期のうちに済ませておきましょう。出産直前などに歯が痛くならないようにしておくことは非常に大事なことだといえます。 また、子どもへのむし歯菌の伝播はおもに母親の口からおこる可能性が高いことや母親の唾液中のむし歯菌数が多いほど子どもへの感染率が高くなることが報告されていますので、出産後の赤ちゃんの健康のためにも妊娠中に適切な口腔ケアの方法についてアドバイスを受けておくとよいでしょう。

子ども用歯ブラシの選び方

senmoni_P01-300x276 歯ブラシは柄がストレートで、植毛部が小さく腰のあるものがおすすめ。 植毛部の大きさの目安は、子どもの指の幅1本半程度、子どもの小さなお口の中で使うことを考えて、小さめのサイズを選ぶぐらいでOK。 また、古くなった歯ブラシは汚れを取る能力が落ちるので、毛先が開いたら新しいものに交換してください。歯みがきは本人がおこなったあとかならず保護者の方が仕上げ磨きを行う必要があります。特に低年齢児では、本人磨きは歯ブラシする練習ぐらいの意味合いで、仕上げ磨きが大変重要になります。 低年齢児では、歯ブラシをかむことが多く、すぐ毛先が広がるので、子ども自身の歯みがき用と親の仕上げ磨き用は別の歯ブラシを使い分けるとよいでしょう。 仕上げ磨き用には、柄の長いモデルも販売されています。

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